これまでの著作

*ふつう「著作目録」は、著書、共著、論文、翻訳、書評、エッセイ、講演記録、座談会・対談・シンポジュウム・インタビューをふくみますが、研究歴が長いこともあってあまりに煩雑なので、ここでは著書と共著にかぎって紹介させていただきます。「著作」のすべてについては、2006年3月までのものですが甲南大学退職時に発行された『甲南経済学論集』46巻4号:06年3月)に掲載されています。


*著書と共著については、それぞれの「概要」の紹介をすべきでしょうが、幸い、09年2月、法政大学大原社会問題研究所で「私の労働研究──テーマと問題意識」と題する講演をする機会が与えられましたので、『大原社会問題研究所雑誌 611/612合併号』に掲載されたそのくわしい講演記録をもってかえさせて下さい。「初期」(1967~78年)、中期(1979~93年)、後期(1994~2007年)という一応の研究段階ごとに、その時代の特徴、その時代の息吹きをうけとめた私の価値意識・問題意識、刊行された著書の簡単な内容、それらの著作で用いられた私なりに特徴的なキー概念などが語られています。

また『職場の人権』43号(2006年11月)にも、ほぼ同趣旨の講演録「労働者の実像を求めて──私の研究テーマと方法」があります。ここでは参加された論客たちのご質問や評論がとても充実しています。

なお、1961~66年までの私の「徒弟時代」についてはいずれも立ち入っていません。
下記の共著欄をご参照下さい。


*もっとも、社会科学書の運命ははかなく、以下の著書のうち1.~14.は今のところ絶版、共著のうち9、11以外はおそらく絶版です。


  1. 産業史における労働組合機能――イギリス機械工業の場合 』ミネルヴァ書房:1970
  2. 寡占体制と労働組合――アメリカ自動車工業の資本と労働 』新評論:1970
  3. 労働のなかの復権――企業社会と労働組合 』三一書房(三一新書):1972
  4. 労働者管理の草の根 』日本評論社:1976
  5. 国家のなかの国家――労働党政権下の労働組合1964-70年 』日本評論社:1976

  1. 日本の労働者像 』筑摩書房:1981
  2. ノンエリートの自立――労働組合とはなにか 』有斐閣:1981
  3. (編著)『働く日常の自治――労働者管理の思想と領域 』田畑書店:1982
  4. 民主主義は工場の門前で立ちすくむ 』田畑書店:1983
  5. 職場史の修羅を生きて――再論・日本の労働者像 』筑摩書房:1986
  6. 日本的経営の明暗 』筑摩書房:1989
  7. 新編・日本の労働者像 』筑摩書房(ちくま学芸文庫:1993 *著書6&10より精選した論文集
  8. 働き者たち泣き笑顔――現代日本の労働・教育・社会経済システム 』有斐閣:1993
  9. 新編・民主主義は工場の門前で立ちすくむ 』社会思想社(現代教養文庫):1993 *9より精選したもの+新たな論考

  1. Portraits Of The Japanese Workplace: Labor Movements, Workers, And Managers (translated by Andrew Gordon and Mikiso Hane) Westview Press:1996 *原本は著書12、各章の最終節など加筆、96年度の社会政策学会学術賞を受賞
  2. 能力主義と企業社会 』岩波書店(岩波新書):1997
  3. 日本的経営の明暗 』ちくま学芸文庫:1998 *原本は著書11
  4. 女性労働と企業社会 』岩波書店(岩波新書):2000
  5. リストラとワークシェアリング 』岩波書店(岩波新書):2003
  6. 『日本式企業管理的変革与発展』(黄咏嵐訳)商務中書館:2003 *原本は著書16 
  7. 若者が働くとき―「使い捨てられ」も「燃えつき」もせず 』ミネルヴァ書房2006
  8. 格差社会ニッポンで働くということ――雇用と労働のゆくえをみつめて 』岩波書店、2007年
  9. 働きすぎに斃れて──過労死・過労自殺の語る労働史 』岩波書店、2010年

  1. 「ホワイトカラーの生活と意識」【岸本英太郎編『現代のホワイトカラー 』ミネルヴァ書房】1961
  2. 「年功賃金論と同一労働同一賃金」【岸本英太郎編著『日本賃金論史 』ミネルヴァ書房】1962
  3. 「職務給と労働組合」【岸本英太郎編著『運動のなかの賃金論 』青木書店】1965
  4. 「労働組合の経済理論」【岸本英太郎編『労働組合の機能と組織 』ミネルヴァ書房】1966
  1. 「労働組合と社会─労働そのもののありかたを問う」【正村公宏ほか『現代資本主義と労働組合』あすど文庫】1977
  2. 「日本的労働者参加論批判」 【労働運動研究者集団編『月刊労働運動・臨時増刊――経営参加論批判』日本評論社】1978
  1. 「職場社会の戦後史」/「スト権スト・1975年日本」 【清水慎三編著『戦後労働組合運動史論 』日本評論社】1982 *「職場社会の戦後史」は著書11、12、15に収録
  2. 「分会活動の必要性と可能性」【兵藤釗編『国鉄労働運動への提言 』第一書林】1984

  1. 「映画のなかの労働者像」【熊沢誠、清真人、木本貴美子編著『映画マニアの社会学――スクリーンにみる人間と社会 』明石書店】1997
  2. 高梨昌、大脇雅子、熊沢誠、山路憲夫『働くものの権利が危ない~今なぜ労働法制の規制緩和か 』かもがわ出版、1998
  3. 「医療労働者の賃金と労使関係」【篠田武司編『スウェーデンの労働と産業――転換期の模索 』学文社】2001
  1. 著書
     『働きすぎに斃れて──過労死・過労自殺の語る労働史』  岩波書店 2010.2(前掲)
  2. 論文
     大阪市における公務員の労使関係(大阪社会運動協会『大阪社会労働運動史 第九巻』2009.11)
  3. 講演録
  4. (1)私の労働研究――テーマと問題意識(『大原社会問題研究所雑誌』611/612号)2009.10/11(前掲))
  5. (2)ワークシェアリング――夢と現実の懸隔をみつめて(『職場の人権』61号)2009.11
  6. (3)格差社会で働く若者たち(神奈川大学『経済貿易研究』36号)2010
  7. エッセイ
  8. 「ディーセントワーク都市」宣言を!――地方自治体にできること(『毎日新聞』2009.2.11)
  9. 「個人処遇化」と労使関係(社会政策学会編『社会政策』1巻4号):2010.2
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